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2026年09月05日【三つボタンは、なぜ今、再びクールなのか? 近藤保が読み解く、メンズジャケットの歴史と未来のパターン】
今シーズン、再び注目を集める三つボタンジャケット。
1980〜90年代にも一世を風靡したこのスタイルが、今、アルマーニやサンローランによって新たな表情を見せています。
しかし、これは単なるリバイバルなのでしょうか?
ヴァムス、ベスト、ジャケット、コート。近藤保先生がヨーロッパの服飾史をひもときながら、それぞれの服が生まれた背景と機能、デザインの由来をわかりやすく解説します。
さらに、18世紀から現代までのメンズジャケットのパターンの変遷をたどり、三つのボタンの位置と、それぞれが持つ意味を読み解きます。
歴史を知ることは、デザインの選択肢を増やすこと。
そして講義は、現代の服づ...
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2026年08月29日 オーバーサイズの次を読む、ソフトテーラリングとパターンの造形力【柔らかい肩線を使ったクラシックコート】
●2026年秋冬:シルエットの転換点
3月に世界各地で行われた秋冬コレクションでは、今後数年の方向性を示す明確な変化が現れました。まず、これまで主流だったオーバーサイズは減少し、身体のラインをやわらかくなぞるシルエットが中心でした。特にジャケットやドレスにおいてその傾向が顕著です。さらに特徴的だったのは、昨年から登場した肩に丸みを持たせた着物スリーブのバリエーションが多く見られたことです。つまり従来のテーラリング(肩パッドや構築的な肩)とは異なる、より柔らかく女性的なフォルムを生み出すソフトテーラリングが今後のファッションの方向性を示していると考えられます。
そして現在行われている春夏リ... -
2026年08月22日【平面に描かれた理想を服の立体へ。】 オールインワンアイテムのデザインが「服」として立ち上がるまで
デザイナー 竹島 綾 × パタンナー 松川絵美
一枚のデザイン画から、服はどのように立体になっていくのか。デザイナーのイメージを、パタンナーはどう読み取り、どこを判断し、どのようにパターンへ落とし込んでいくのか。
今回の東京ドレスフォームセミナーでは、デザイナー・竹島綾氏とパタンナー・松川絵美氏が、実際の一着を題材に、そのプロセスをライブで公開しました。
この企画まで面識がなかったデザイナーとパタンナーが、お互いの強みや好みや性格を探り探りデザインを服として成立させていきます。
松川氏があえて「初対面のデザイナー」と仕事をすることを選んだのは、馴れ合いのない状態で、実際の仕事に...
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2026年08月22日【BLOOM・M 展示発表会会場上映動画】
STAR &STRIPES代表松川絵美氏が招集した現役のパタンナー、縫製士、服飾教育者、造形作家、松川さんを含めて12名。そしてボディの原型師。チームが新しいボディ作りに真摯に向き合い、原型師がそれに応え、一型のボディが出来ていく様子が語られる。
今のファッションて?今のモデルの立ち方は?現在地点でパタンナーを取り巻く環境や、彼らの視点、を、生の声で聴ける貴重な映像。かくして、BLOOM・M ONE LEG WOMENは完成した。
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2026年07月18日【バレルパンツのトレンド系譜を平面製図で読み解く】
なぜ、今「バレルパンツ」なのか。
そして、一見よく似たバレルシルエットは、パターンの中でも本当に同じ構造なのでしょうか。講師は、実務経験約19年のメンズパタンナー・鈴木大介氏。ライフワークとして200型以上の服をラブオフ(型抜き)し、時代やブランドを超えて、優れた服の構造を研究してきました。ファシリテーターにパタンナー/テクニカルディレクターの大塚雄輔氏を迎え、バレルパンツのトレンドを「形」ではなく「設計」から読み解きます。服のDNAが明らかにするセミナーです。
セミナーでは、1999年のLevi’s REDから、2020年代のデザイナーズブランド、近年のバレルレッグパンツまで、その... -
2026年06月06日【『近いのに伝わらない』縫えるパターン、伝わる設計】
パタンナーと縫製技術者。どちらも「良い服をつくりたい」と考えているプロなのに、なぜ設計意図がうまく伝わらないことがあるのでしょうか。
企画からパターン、そして縫製へ。服づくりの工程では、情報が次の技術者へと受け渡されていきます。しかし、その途中で意図が十分に共有されなければ、完成した服は「間違ってはいない。でも、何か違う」という結果になってしまいます。
本セミナーでは、パタンナーの光安綾乃氏と縫製技術者の松本佳子氏が、一着のジャケットを題材に、パターンと仕様書を実際に読み解きながら検証します。
仕様書の情報量、縫製用ノッチの位置、くせ取り、衿の設計、袖のイセや袖付けなど、パタンナー...
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2026年04月25日【なぜ今、オリジナルボディなのか】
「ブランドらしい服」は、何によって生まれるのでしょうか。
同じデザイン画から服をつくっても、パタンナーが違えば、出来上がるシルエットは違う。そこには技術だけではなく、一人ひとりが持つ美意識や経験、身体の見方が反映されています。
AKIRANAKAのチーフパターンメーカー・北村悦子氏は、自身の裁断用ボディとしてオリジナルのヌードボディ「ALLURE」を開発。その後AKIRANAKAでも採用され、4年間にわたり、すべての商品づくりに使用してきました。
なぜ既製のボディではなく、オリジナルなのか。
北村氏が求めたのは、単に寸法の合った身体ではありません。トワルを着せたときに実際のモデル...
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2026年03月28日【MY BODY MY LIFE!】
「どんなブランドでも、どんな服でも、同じボディを使っていていいのだろうか?」
フリーのパタンナーになった奈良茂美氏が抱いた、そんな素朴な疑問から“マイボディ”の開発は始まりました。
最初のきっかけは、オールインワンをつくるために「使いやすいフルレングスのパンツボディがあったらいいな」という思い。ところが、自分にとって本当に必要なボディを考え始めると、ウエストやヒップ、股ぐりといった寸法だけではなく、姿勢、バストの位置や形、肩や腕、骨格と肉付きなど、服づくりの基準そのものを見直すことになっていきます。
既存のさまざまなボディを比較しながら、「女性らしいメリハリは欲しいが、フォルムはシ...
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2026年03月07日【着物スリーブにペプラムをセットしたステラマッカートニーのジャケット】
<2026春夏コレクションの特徴>
2026年春夏コレクションは、ここ10年以上続いてきた過剰な装飾性や極端なオーバーサイズから明確に距離を取り、全体としてきわめて抑制的で静かなシーズンとなった。誇張されたシルエットや視覚的インパクトを狙った造形はほとんど姿を消し、代わって服そのものの構造や成立条件があらためて今シーズンにおいて、特に顕著だったのは、シルエットよりも素材が前面に出ている点です。軽さや透け感、張り、落ち感といった素材特性がデザインの主役となり、縫製や加工、織りや編みなど、素材にかけられた手仕事の痕跡が静かに可視化されていました。これは装飾としてのクラフトではなく、服の存在理... -
2026年02月28日【ローウエストのワイドパンツとキュロットパンツ】
今シーズンを象徴するシルエットをドレーピングで読み解く
これまで数シーズンにわたり、デザインの焦点は肩や襟周りに集中してきましたが、2026年春夏コレクションでは、その注目点が腰回りへと移行しつつあることが明確に見て取れます。パンツに関しては、ほとんどのデザインがローウエストで着用されることを前提とした仕様となっており、腹部を見せるスタイリングも散見されました。こうした表現は、過去のトレンドを想起させる懐かしさを含みつつも、単なる回帰ではなく、視線の重心が再び腰へと引き寄せられていることを示しています。肩や上半身による誇張から離れ、身体の中央部に緩やかな動きを与えるこの変化は、2026...
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2025年12月13日【服の「形」を支える二人の仕事】Behind the shape.Talk Session
服の「形」は、誰が、どのようにつくっているのでしょうか。
服を設計するパタンナーと、その服を立体として受け止めるドレスフォームをつくる原型師。近いところで仕事をしながら、意外と知らないお互いの仕事について、パタンナー・松川絵美氏と原型師・鶉雄次郎氏が率直に語り合います。
そもそも原型師とはどんな仕事なのか。ドレスフォームの原型は何を基準に、どうやってつくられるのか。平均的な身体を目指すのか、それとも、ある人物や体型を再現するのか。長年、人の身体と姿勢を観察し続けてきた原型師ならではの視点から、ボディづくりの舞台裏をひも解きます。
一方、実際にボディを使って服をつくるパタンナーは、そこ... -
2025年11月29日伊藤智之パターンセミナー〈#1〉 基本のき「原型」からのパターンを探る
「パターン作成方法は、自由なもの。」
伊藤智之氏のセミナーは、そんな言葉から始まります。
学校で習った原型や製図を、実際の仕事の中でどう使えばいいのか。既存の型紙をどう読み、どこを直せばいいのか。ボディと人の身体は何が違い、ダーツやゆとりは何のために存在するのか。知っているつもりの「パターンの基本」を、もう一度、実務の視点から考え直します。
セミナーでは、人台と人体の違いから始まり、原型のドレーピング、前身頃・後身頃の組み立て、パターンメーキング、3D CADによるボディパターン、原型やダーツの展開を次々に実演。さらに肩パッド、メンズパターンへの展開、トワル組み、アイロンワーク、...
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2025年11月20日トレンチコートの構造理解と現代的再構築 Patternmaking & Design Lecture for Pattern Makers
「トレンチコートらしさ」は、いったいどこから生まれているのでしょうか。
第一次世界大戦期、英国軍の防水型軍用コートとして発展したトレンチコート。その特徴的なデザインの多くは、装飾ではなく、雨や装備に対応するための具体的な機能から生まれました。
本セミナーでは、トレンチコートのルーツとコットンギャバジンの登場から始まり、衿、エポーレット、ストームフラップ、ストームシールド、ベルトといった代表的なディテールを一つずつ検証。**「なぜそこに付いているのか」「パターンでは何に注意すべきなのか」**を、機能と設計の両面から読み解きます。
後半では、ワンサイドラグラン、前後2枚袖、ドロップショ...
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2025年09月06日【アシュリンパークの着物袖のコート】
2025秋冬コレクションの特徴
1年前のトレンドである「控えめな上質さ」から、前回の春夏コレクションで見られた「個性を強調するファッション」を経て、2025年秋冬コレクションでは多くのブランドが「リアリティー」や「スタンダード」といった現実的な価値観に注目し、それを洗練された形で表現しようとする動きが目立ちました。ここでいう「スタンダード」とは、単なる「普通」ではなく、ブランドが大切にしてきた価値や伝統を現代的に再解釈し、着る人の感性や生き方に寄り添うような、本質的で実用的なスタイルのことを指しています。定番をベースにすることで、着る人自身が自由にスタイリングできる余白を持ち、より消費者... -
2025年08月31日【ヴィクトリアベッカムのジャケット】
2025年秋冬コレクションでは、「リアリティー」や「スタンダード」が改めて注目されました。それは単なるベーシックへの回帰ではなく、ブランドが培ってきた価値や伝統を現代の感覚で再構築し、着る人自身が自由にスタイリングできる余白を残した新しいスタンダードです。
同時に、長年続いてきたオーバーサイズにも変化が現れています。大きさそのものを強調するシルエットから、より整理されたボリュームと新しいバランスへ。
このセミナーでは、ヴィクトリア・ベッカムの「長方形シルエット」のジャケットに注目。1990年代を思わせるショート丈のボックスシルエットを題材に、シルエットの構造と造形をドレーピングによって...